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バス事件

バス事件


私は何度も言うように

辺鄙な場所に住んでいた。

近くの町までは歩いて30分。

そっから、大きい町に行くには

バスに乗って、15分ぐらいかかる。

丘の上に住んでいた家があったので

その丘の下から、一日数本ほど

大きい町に直に行くバスが通る。

でも、料金が高くなるから

あまり利用しないんだけど

しんどいときとかは、乗ったりしてた。



あれは、イギリスにもこの町にも慣れた頃、

ただでさえ、午後から仕事だけど

午前中の間に町にでての帰りだった。

少々、高くつくが、仕事の前に昼を食べたいから

急いで、家に帰りたいため、高いほうのバスで帰ることにした。

バス停でバスを待つがなかなか来ない。

バスや電車、遅れるのが当たり前のイギリスでも

なかなか来ない。

え?仕事に間に合うの?って不安になる。

周りにいる、おばさんやおじさんたちも不安顔。

たいがい、そのバスは、ある町からきて、往復していくから

出発時間より、早く着いているはずなのだ。

なのに、来ない。



きたのは、そうだなー。15分以上はたっていた。

どうやら、あるおばさんの知り合いが乗車してたらしく(往復してるから降りる人もいる)

「どうしたの?」って聞いてる。

聞き耳をたてたら、

どうやら、バスの運転手が道を間違えたらしい。

え?バスの運転手が道を間違えるってことがあっていいわけ??

今度は間違えないでよねって思う。



私の降りるバス停は、利用者が少ない。

なので、バスの運転手にも言っても分からないときがある。

そのバスは行先をいって切符を買うから。

通じないときもある。

ボタンを押してるのに、通りすぎられるときもある。

ひどいときには、「そんなバス停はない!このバスはそんなとこ止まらないよ」

といわれる。

そういうときは、言葉につまるのだが、乗車してる人が

助けてくれる。

今回もなんか言われるかなって思ったが、

それは大丈夫だった。



じゃ、大丈夫だって思ったのが間違いだった。

やっぱり、彼は間違えた・・・。

行きも帰りも間違えた。

まっすぐ行かなければならないところを

左に曲がっていって

皆に止められ、

大型バスは路上でUターン・・・。



やっぱり、私が降りるバス停では

通り過ぎられた・・・。



外国では、バスや電車、信じてはいけません(笑)

信じるのは自分の感性?勘です(笑)




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